開校時間 | 平日16:00~21:40 祝日14:00~19:00 |
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定休日 | 土曜※・日曜 土曜は不定期開校 |
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対象学年 | 中学生 高校生 |
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生徒が普段の授業のなかで、分からなくてずっと手が止まっていたり、立て続けにミスがでたりしていても、私のほうから、分かる?できる?などと声をかけることはありません。
ノートのとり方や計算の仕方を確認するために見回っていても、質問されない限り、私のほうから状況を聞くことはありません。
これだけ書くと、完全なる放任主義だと思われそうなので、予め言っておきますが、生徒の進捗状況や何が分からないのかについては把握しています。把握した上でこちらからは助け舟を出すことはしない、ということです。
子供のことを気に掛ければ気に掛けるほど、声をかけたくなるのは言わば大人の性(さが)と言ったところでしょう。しかし私は心配している子ほど、本人がどうするのかを観察し、任せるようにしています。これには理由があります。
先ほども言ったように、気にかけている子ほど声をかけたくなるものです。わが子ならなおさらだと思います。子供の間違えに気づくと、言いたくてうずうずしてしまいますよね。勉強に関わらず、進路や部活などでも言えることでしょう。たくさんの情報を持っている大人は、子どもに対してそれらを教授したいという思いに囚われます。しかしそのことが常に良いとは限りません。こと勉強に関しては、良くないのではないか、と私は考えています。
勉強において、間違いを指摘する行為というのは、子供の限界を決めつける行為だと考えています。ひょっとしたら、解いていく中で、自分の考え方が間違っていたと自力で気づくかもしれません。分からなくても自分で調べて再度取り組めばできるようになるかもしれません。
うちの生徒のKくん。高校生で数学をやっていますが、解くのが遅く、じっくり考えるタイプです。1つの計算問題に10分以上かけることもあり、見ているとやきもきしていきます。
声をかけたいという思いになりますが、そこはぐっと我慢して見ていました。
ドリルの問題もなかなか〇がつきません。本来ならこのあたりで声をかけるところでしょう。しかし私はあえて何もせず様子を見ていました。その後Kくんは、自発的にもう一度レクチャーに戻りました。自分が理解できていない、と思ったのでしょう。授業を聞いたあと、再度ドリルに取り組み、たくさんのミスはありましたが、後半は連続正解してドリルを解き切ることができました。ミスが多かったけど、やっているうちに理解できた。最後は簡単に感じた。と言っていました。
またうちの生徒のIちゃん。英語をやっているときに、分からない単語が出てくるとどうしても解くことができません。文法は分かっていても、単語だけ書けず、×ばかりになっているのを見たとき、辞書使おうか?と声をかけたい気持ちをぐっと押さえて見ていました。
するとIちゃんのほうから「辞書使ってもいい?」と聞いてくれました。分からないときは自分で調べる、ということを習慣化できるひとつのきっかけになりました。
この子たちは自分で解決しようと努めました。助け船がなくても、自力で何とかできたのです。その結果得られたものは、勉強そのものよりも価値あるものかもしれません。これこそ学習において重要ではないでしょうか。他の人が解説した時点で、その問題は他の人の助けによって解決できたことになります。この先自分で解決できたかもしれないのに、横やりを入れて、自信を得るきっかけを奪ったことになるかもしれません。
自立学習を謳ってやっているのは、まさにこれこそが学習において重要であり、対人個別ではなかなかできないところだと思っているからです。対人個別を希望する子は、分からない所がすぐに聞ける、というところをメリットだと思っているわけですから、先の例で挙げた子のような取り組み方をする機会はなかなかないでしょう。
このような経験が今後どのような変化を子供にもたらすのかは分かりませんが、少なくともマイナスになることはありません。物事は自分の力でやれるに越したことはないのですから。
自立して勉強できるようになるためには、子どもが困難をどう解決するか、これをしっかり観察することが大切です。そのやり方があまりにも非効率であれば、よいやり方を提案したり、そもそも解決しようとしなければ、こちらからある程度手を差し伸べることもします。しかしできていないことに対して、むやみやたらに口をはさむことは子供の成長を阻害することになりかねません。
私たちが、限界かな?と思っても、子供の可能性は私たちの予想の範疇を超えることがあります。限界なんて誰にもわかりません。私たちが勝手に決めつけてよいものではないのです。
学習の現場において、周りの大人が特に気を付けておくべきことです。通われている塾はどうですか?塾なら勉強できる!なんて言っていませんか。子供が知らぬ間に、自分の限界を決めつけられ、何でもかんでも教授されている環境にいるのかもしれません。今回のテストを機に一度子供の取り組みに関して再考されてはいかがでしょうか。
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